5月30日(土) 美波町のイサキ釣り


シーズン真っ盛りのイサキ釣り。

今日も松竹丸。よろしくお願いします。


前日は下り潮がよく動いて 良型イサキがそこそこ釣れたそうな。

潮さえ動いてくれれば 何とかなるはず。



昨日の流れからいけば 下り潮

南東の風予報 … ということは 船が風に立てば

船尾から船首に向かって流れるので ミヨシ側がベストポジション?

ご老体にミヨシ側をお譲りし いつもの席へ。


釣り場にはすでに先行船が。

アンカーロープがまっすぐ下へ降りているし

船尾から流しているウキが動いていない。


昨日はよく動いていたというのに

今日はほとんど動いてないようだ。



仕掛けが まっすぐに降りていく。 


いやな予感的中。


釣れそうな感じがしない。



釣り開始2時間で 25cmのイサキ1匹…



フカセ釣りをやってみても 何も食わない。



時折 目の前の海面がざわめき立ち 巨大ナブラが。



正体は … マルソーダ。


更なる邪魔者がオキアミを拾いだしたか

フカセ釣りにシイラがヒット。


アンカーを打ち直し ポイントを変えても 釣れない。



たまに ヒットしても こんな魚ではね…


今日は潮と風が逆向きで どちらも弱く、船はフラフラ安定しない。

どちらかが強ければ船の位置がきっちりするだが。

風が潮に勝てば船首が風上になって安定するが

風はそよそよ吹いたり止んだりで

そのたびに船は流され ポイントに船がとどまっていない。


イサキのポイントは狭いので 船の位置がずれれば

いくらマキエをしても魚は釣れない。



10時過ぎて前半戦が終了しても

イサキと呼べるような大きさの魚は船中0

撃沈モード全開で 船上の空気も重い。



何度も何度もいかりを上げてポイントを変えてくれた船頭さん。


いいポイントに掛けていた船があきらめて帰ったようで

そこへ移動。


良型の狙える下り潮のヤマに船が付くように

アンカーを打って 釣り再開。


風は弱いようで 潮に船が立つようだ。


いいポイントに入ったようで

ようやく本命良型イサキがヒット。



40cm近いお刺身サイズ。

昨年の6月 地元の居酒屋で35cmほどのイサキのお造り

時価 3800円 也 だった。


単発ではあるが ヒットするのは良型ばかり。


いい感じで4,5匹釣れたところで、

ミヨシで釣れないとお嘆きの方々に

シルバーシート?として潮下の大艫 特等席を用意。


前回の大爆釣時も私は不利と言われる潮上だったことだし 気にしない。

潮上から しっかりマキエ入れるので しっかり釣ってくださいよ。



正直なもので 潮先から当たってくるので やはり釣れなくなった。


仕掛けをちょっと一工夫。

2ヒロ強 長くして8mほどに。

仕掛けは長い方が食いが良くなるような気がするが

長くすればするほどタナがボケてしまう。

タナが1m違えば食いが全く変わってしまうというイサキ釣り。

また扱いも難しくなりオマツリやトラブルも多くなる。


途絶えかけていたアタリも復活。



揚がってくるのは 32cm〜42cmと良型揃い。


朝はほとんど動いていなかった ゆるゆるの潮が



いつの間にかブッ飛んでいる。 


これはチャンスのはず。

普段はいろいろなサイズが混じるものだが



どうしたことか お刺身サイズしか釣れない。


風に押されると船は岸向きに流され ポイントを外れてしまい釣れなくなるが

風が収まると船は潮に押され またポイントに入っていく。


船頭さんもフカセ釣りをしてみるが



どうも今日はフカセ釣りはダメみたい。

上潮と底潮が違っているのか?


前回爆釣したときのように

同じタナで待っているとアタリが続くという状態ではなく

コマセカゴからこぼれ落ちるオキアミの中に仕掛けが入っていくようにしないと

大型イサキは警戒心が強いせいかアタリはない。


この釣りでは仕掛けが長いので潮の速さによってタナを調整する必要がある。

しかし 25mで釣れたと聞いて 25mのタナでじっと待っていても釣れない。

サシエの付いた針がどのタナにあるかと

サシエのあるタナにマキエが同調して効いているかが大切である。

潮が速くなるとマキエかごからこぼれたオキアミはほぼ真横に流れる。

それに対してサシエの付いた仕掛けは針とフロロの重さがあるので

斜めになっている。

マキエの帯より仕掛けが下にあって釣れないようなら

一度仕掛けを下げて(2m〜5m)からコマセを出してタナを合わせる。

海面に落ちたオキアミの流れていく速さや沈んでいく角度を常に観察して

自分の仕掛けの長さが何mで カゴからどれくらいの角度で入っているのかを考えて

何mのところでコマセを撒いて何mのタナで待つのか

待っても釣れないときは そこから何m下ろして 次に何mで待つのかをイメージして。


カゴからはオキアミがほんの少しずつ出るように隙間を調節。

一度にドバッと撒くような釣り方をしてはいけない。

ポロポロとほんの少しずつ出して イサキにエサをまだ食べたいと思わすように。



ワームでも良型がきた!


釣れるタナをみんなで探りながら 合わせていくことが大切だが

何mで釣れた というその数字はあくまでも参考として考える。


というのも使っているカゴの大きさや オキアミの詰め具合

道糸のPEの太さ オモリの重さなどによって1〜3mの誤差は生じるし

リールのカウンター自体が正確なのか とか

てんびんを結んだ時点で電源をつないだか

そのあと竿先まで巻き込んで0リセットしたか

などによっても1〜3mの誤差は生じる。

使っている仕掛けやクッションゴムの長さはみんな違っている。

釣れた水深を過信することなく 状況に応じてあくまでも自分の感性を大事に。


サシエが残り 釣れなくなると釣り人の心情的にはタナを下げてしまいそうだが

釣れないのは魚がいないからではなく マキエの中にサシエが入っていないからと考え

タナを下げずにあえて上げていく。

型狙いなら アタリは減ってもタナを下げないことが重要。


納竿の時刻が近づき、



今日も船頭さんが1匹1匹丁寧に〆てくれた。


いつもは全釣果のうち30%程度30〜35cmの良型が混じるが

今日は全釣果のうち90%ほどが30cmを超える良型。

それも35cmを超える大型多数。

船頭さんも これだけ良型がそろうことはめったにないとのこと。



とりあえず並べてみると 30匹ほど。


その後 潮がさらによくなったせいか

納竿までの30分間 怒濤の良型入れ食いタイムに。



仕掛けがなじめば即ヒット。

イサキとは思えないほどの強い引きで40cm級連発。

短時間でプチ荒稼ぎ。


時合いの最中であったので 後ろ髪を引かれる思いで帰港。



最終的に4人で100匹?ほど。 私は41匹。

前回の爆釣と比べればアタリ少なく辛抱の釣りだったが

午後からは想定外の大物ラッシュ。

1匹1匹が大きく重量感たっぷりのお土産となった。

前回の数釣りとはまた別のイサキ釣りを楽しめた。


今が旬のイサキを釣りたい方は 松竹丸へどうぞ。

良心価格 至れり尽くせりのおもてなし 

太平洋の良型イサキがあなたを待っています。

このHP見た で… 何の特典もありませんが。



本日の釣果 イサキ 〜42cm 41匹